企業Twitter運用で重視したい「KGI」と「KPI」

Twitter, ソーシャルメディア

現在、企業が公式のTwitterアカウントを運用していることは当たり前のことになっています。一企業に一アカウントというわけでなく、サービスや商品ごとに細かくアカウントを使い分けてプロモーションしている企業も多いです。

このように自然と競合が増えやすい企業のTwitter運用は、ただ闇雲に更新しているだけでは効果が出にくいです。
今回は、効果的な運用を行なっていくために意識しておきたい「KGI」「KPI」という分析方法をご紹介していきたいと思います。

ビジネスの最終目標「KGI」

KGI(Key Goal Indicator)とは、「重要目標達成指標」です。
Twitterを運用していくといっても、ただ何となく運用していくのでは意味がありません。事前にTwitterを運用する目的をはっきりさせなければブレた運用になってしまい、効果が出ないだけでなく、炎上などのトラブルに発展してしまうリスクもあります。
認知度アップや売り上げ向上、購入促進など、Twitterを運用する目的は企業によって様々です。この最終目標であるKGIを明確な数値化して設定しましょう。
企業としての具体的な目標を考えていくことで、運用の方針や施策もはっきりし、効果的な運用に繋がります。

ビジネスの中間目標「KPI」

KPI(Key Performance Indicator)とは、重要業績評価指標です。
KGIを達成する、つまり最終目標を達成するために、より細かく数値化した中間目標のことを指します。
最終目標が決まったら、次に考えるのは「どのように達成するか」です。達成が可能で測定や評価ができる現実的な数値である必要があります。
例えば、KGIをフォロワー数を1年で千人増やすと設定したなら、それを達成するためにインフルエンサーと月に10回交流するなどというKPIを設定するのです。

KPI指標

インプレッション数・リーチ数

投稿を見た回数を「インプレッション」、投稿を見たユーザーのことを「リーチ」と呼びます。
Twitterでは、簡単にインプレッション数を確認することができます。インプレッション数の数値分、投稿が表示されているということになります。

エンゲージメント数

ユーザーがツイートに対して行ってくれたアクションを表し、いいねやRT、フォローやクリックなどの回数が該当します。
インプレッション数だけでなくエンゲージメント数やエンゲージメント率も重要であり、この数が高ければ高いほど購買促進に繋げられるでしょう。

フォロワー数

プロフィールや投稿を見てフォローしてくれた人の数です。
フォローしたいと思ってもらえるようなプロフィール作りや、ターゲット層が求めているツイート内容の投稿の発信を心がける事によって、ユーザーに興味関心を抱いてもらい、フォローに繋げていくことになります。

いいねの数

そのツイートに対していいねのボタンが押された回数で、ツイートがどのくらい人気を獲得できたか知る事ができます。
ファン獲得や企業の認知度アップと関係している指標です。

RT数

ツイートに対してRTのボタンが押されてRTされた回数を表し、数が多ければ多いほど多くのユーザーに拡散され、ツイートの内容を見てもらえて認知拡大が期待できるでしょう。

リンククリック数

ユーザーがURLをクリックした回数です。ツイートに商品サービスのURLを配置する事によって販売促進に繋げることができます。
アクセス数や売上アップ、販売促進に関係している指標です。

プロフィールクリック数

ユーザーがプロフィールをクリックして閲覧した回数の事を指します。どんな人が呟いているのか興味を持ってもらうためには、ターゲット層の関心を集められるような内容を投稿する事が重要です。

効果の測定

設定したKGIやKPIを達成するためには、KGIとKPIそれぞれで必ず数値を設定し、効果をモニタリングして達成できているかどうか調査を行い、分析まで行う事が大切です。曖昧な目標を設定していると効果の測定が難しくなりますので、明確で現実的な目標を設定しましょう。

Twitterを有意義かつ効率的に運用するためにもKGIとKPIは定期的に見直して、目標を達成できたなら達成できた理由を分析し、達成できなかったなら達成できなかった理由を分析する必要があります。分析して評価した後はその結果を次回のマーケティングに活かし、改善策を実施しましょう。

Twitterアナティリクスなどの分析ツールを活用すれば複数の項目から分析する事ができます。反応や反響を調べて効果測定を行い、より詳しく効果を分析したい場合は専用の分析ツールを導入するのも良いでしょう。
分析ツールだけでなく、フォロワーに対してユーザーアンケートを実施するのも非常におすすめです。実際のユーザーの声を聞くことができます。

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