今話題のバーチャルインフルエンサー。利用するメリットや一般的なインフルエンサーとの違いを紹介!

インフルエンサーマーケティング, マーケティング

マーケティングの形は常に進化し続けています。その中でも近年注目を浴びているのが、まるで本物の人間のようなCGで作られたバーチャルインフルエンサーです。
このバーチャルインフルエンサーは一般的なインフルエンサーマーケティングで抱えがちなデメリットの多くを解決しています。そのため海外を中心に導入している企業の数も増加傾向にあります。

今回はこのバーチャルインフルエンサーに焦点を当て、一般的なインフルエンサーや同じ架空のインフルエンサーであるVtuberとの違いをご紹介していきたいと思います。

バーチャルインフルエンサーとは

バーチャルインフルエンサーとは、3DCGで作られた架空の人物です。独特の世界観を作り上げてモデルやドールなど様々な造形やキャラクター設定でフォロワーを楽しませているだけでなく、人間に代わって各SNSアカウントで様々な発信をしています。
人間が持つリアルな特性や個性を備えた上に3DCGによってリアルな見た目であるため、まるで実在する人物のようなリアリティを感じられることが大きな特徴です。
歌手活動やファッションブランドとのコラボなど、生身のインフルエンサーと同様の活動をして人気を獲得しています。

海外から登場したバーチャルインフルエンサーですが、現在では国内外問わず新しいバーチャルインフルエンサーが続々と登場しています。人間のインフルエンサーと変わらないほどのフォロワーを獲得していたり、真新しさから注目を集めていて影響力も増しつつあるため、有名な企業も活用するケースが増えています。

バーチャルインフルエンサーの活動の幅は広がりつつあり、将来性と可能性があるマーケティング手法だと言えるでしょう。

Vtuberとの違いは?

架空のインフルエンサーといえば、日本ではVtuberを思い浮かべる人が多いかもしれません。
Vtuberも同様に架空の存在ではありますが、バーチャルインフルエンサーとは方向性の違いがあります。

例えばVtuberにはアニメキャラクターのような見た目で中の人が存在しています。一方でバーチャルインフルエンサーは現実の生身の人間を目指してリアルさを追求しているため、中の人の存在もありません。
またVtuberは主に動画投稿がメインの活動となっていますが、バーチャルインフルエンサーも動画投稿することはあるものの、まだ写真投稿を主にした活動がメインとなっています。

バーチャルインフルエンサーのメリット・デメリット

バーチャルインフルエンサーは今までのインフルエンサーマーケティングに衝撃をもたらす新しいマーケティング手法です。
メリットも多いことで期待されていますが、当然デメリットも存在します。

メリット

バーチャルインフルエンサーは架空の人物であるため、スキャンダルなどの問題行動やユーザーに誤解を与えるような不適切な発言による大きな炎上を起こしにくいのが最大のメリットだといえます。
インフルエンサーマーケティングは一度大きな炎上が起きてしまうと、企業にはそれだけで大きな損害が発生してしまいます。絶対に炎上しないとは言い切れませんが、一般的なインフルエンサーと比べると、炎上リスクがほぼないのは企業にとって安心して起用できる大きな要因となります。

また生身の人物ではないため、加齢による引退や病気になって引退、活動休止というようなことも起こりません。継続的な起用が可能なことから、企業イメージの定着化に貢献しやすいと言えるでしょう。

他にもブランドイメージに合わせたバーチャルインフルエンサーを作成することで、投稿を見たユーザーから早く馴染んでもらいやすい・親しみを持ってもらいやすい・愛着を持ってもらいやすいというような点もメリットとなります。

デメリット

デメリットとして、日本初のバーチャルインフルエンサーの数自体がまだ少ないため、自社に合う人物を探して起用するのが難しい点が挙げられます。自社で一から作成するにもCGの高い技術が必要だったり、費用・運用に高いコストがかかってしまいます。

またユーザーによっては実在の人物でないことに違和感を感じてしまうこともあるようです。

バーチャルインフルエンサーに依頼する際の注意点

バーチャルインフルエンサーマーケティングをより効果的に行うために、まずは自社とバーチャルインフルエンサーの相性がいいか確認しましょう。
他のインフルエンサーマーケティングと同様、インフルエンサーと企業の相性は非常に重要です。自社ブランドのイメージにマッチした人物を選定することで、より効果的なインフルエンサーマーケティングが実現します。
バーチャルインフルエンサーが所属している事務所に相談したり、一から作る場合は高い3DCG技術を持つ企業に相談するということが必要です。

まとめ

バーチャルインフルエンサーは「架空の存在」という点ではVtuberと似ていますが、ターゲット層や炎上リスクの違いなどの差が大きいです。
バーチャルインフルエンサーはいわゆる中の人というのがいないため炎上リスクがない点が大きなメリットといえます。しかし、まだ一般的ではないことから開発コストが高い点が課題です。

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